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日本語教師を職業にするブログ

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【助数詞が数詞の読み方を決める】H28日本語教育能力検定試験Ⅰの解説 問題1の(2)

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 「一のノラネコが仲間になりたそうにこちらを見ている」の「匹」が助数詞です。助数詞と数詞の読み方のルールを説明します。

目次

助数詞の意味

助数詞とは、接尾語の一つ。数を表す語に添えて、どのような事物の数量であるかを示す語。(スーパー大辞林3.0より)

助数詞の一覧

日本語には助数詞が数え切れないほどありますので学習者も日本語教師も大変です。「年」「月」「個」「毎」「皿」「月」「冊」「人」「組」「杯」「匹」「頭」「着」などなど。

助数詞の読み方のルール

助数詞には、音読み(漢語)と訓読み(和語)があります。助数詞が音読みなら基数詞も音読み、助数詞が訓読みなら基数詞も訓読み、というのが原則です。

助数詞が音読み→数詞も音読み

助数詞が訓読み→数詞も訓読み

なお、数詞の音読みと訓読みの違いは以下のとおりです。

数詞の音読み

いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち、きゅう(く)、じゅう

数詞の訓読み

ひ、ふ、み、よ、いつ、む、なな、や、ここ、と

音読みの助数詞の一覧

月(がつ) →いちがつ、にがつ、さんがつ、しがつ

枚(まい)→いちまい、にまい、さんまい、

訓読みの助数詞の一覧

月(つき)→ひとつき、ふたつき、みつき、よつき

皿(さら)→ひとさら、ふたさら、みさら

助数詞の読み方の例外

例外がたくさんあるので、日本語学習者も日本語教師も大変でございます。以下は例外の一部です。

・助数詞が音読みの場合でも四は「し」と読まず「よん」と読み、七は「なな」と読むことが多い。

助数詞の読み方の例1)

四枚・七枚(よんまい・ななまい)、四組・七組(よんくみ・ななくみ)、四匹・七匹(よんひき・ななひき)

・晩(ばん)は音読みだけど、数詞は訓読み

助数詞の読み方の例2)ひとばん、ふたばん、

・羽(わ)は訓読みだけど、数詞は音読み

助数詞の読み方の例3)いちわ、にわ、さんわ、

・年(ねん)は音読みだけど、四年は訓読みになる。

助数詞の読み方の例4)いちねん、にねん、さんねん、しねん☓→よねん、ごねん、ろくねん、ななねん、はちねん、きゅうねん、じゅうねん

(2) 【「〜年(ねん)・〜月(がつ)」を付けた場合の読み方】の解説

本試験で目を疑った問題です。日本語ネイティブにとっては簡単過ぎるのです。日本語教師でなくとも、数詞と助数詞の読み方のルールを知らなくても、日本人なら分かります。何か落とし穴があるのではないか、自分の考え方が間違っているのではないか、と訝しんでしまいますが、試験時間は短いので淡々と解かなければなりません。2016年の日本語教育能力検定試験では本問のように多くの人が分かる問題がいくつもあったので合格点が例年より上がっています。日本人は当たり前に読み分けているけれど、外国人の日本語学習者にとってはややこしいのだ、年と月で読み方が変わるなんて理不尽極まりないのだ、ということを日本語教師ならば認識しておきましょうというのが出題意図でしょうか。

1,二年(にねん)、二月(にがつ)

2,四年(ねん)、四月(がつ)

3,六年(ろくねん)、六月(ろくがつ)

4,八年(はちねん)、八月(はちがつ)

5,十年(じゅうねん)、十月(じゅうがつ)

よって、2が正解です。

日本の助数詞に親しむ―数える言葉の奥深さ―

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日本語教育能力検定試験の解説
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