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日本語教師を職業にするブログ

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孤立語と膠着語と屈折語の違いとは? H28日本語教育能力検定試験Ⅰの解説 問題1の(15)

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翻訳できない世界のことば

目次

言語類型論の種類

言語類型論には、19世紀に活躍した形態的類型論と20世紀後半に登場した統語的類型論があります。

形態的類型論は、語形変化に着目

形態的類型論は、語の形態から言語を分類しました。孤立語膠着語屈折語があります。

孤立語とは

孤立語は、語形変化しない語です。

孤立語に近い例

中国語、ベトナム語

膠着語とは

膠着語は、語形変化がある語。実質的な意味を持つ語幹に様々な接辞がついて文法的機能が変化します。

膠着語の例

日本語韓国語、モンゴル語、トルコ語フィンランド語

屈折語とは

屈折語は、語形変化がある語。語そのものが変化したり、語尾が変化したり。

屈折語の例

ラテン語、ギリシャ語、ロシア語、英語

統語的類型論は、語順に着目

統語的類型論は、S(主語名詞句)、O(目的語名詞句)、V(動詞句)の語順で言語を分類します。多い順に、SOV>SVO>VSO>VOS>OVS>OSVになります。

SOV型の言語の例

日本語韓国語、モンゴル語、トルコ語、ヒンディー語

SVO型の言語の例

中国語、タイ語、英語、スペイン語、フランス語、イタリア語

VSO型の言語の例

アラビア語、タガログ語、ウェールズ語

VOS型の言語の例

マダガスカル語、フィジー語

OVS型の言語の例

フィンランド語、ハンガリー語、ルーマニア語

世界言語への視座―歴史言語学と言語類型論

世界言語への視座―歴史言語学と言語類型論

2016日本語教育能力検定試験Ⅰ問題1(15)【言語の類型】の解説

以上の知識をもとに、平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題1(15)【言語の類型】を検討します。まず統語類型で分類してみます。

統語類型で分類

SOV型の言語

1韓国語、3トルコ語、4日本語

SVO型の言語

2中国語

OVS型の言語

5フィンランド語

というわけで、他と性質の異なるものが2つ出てきましたので解答が絞れません。

次に、形態的類型で分類してみます。

形態的類型で分類

孤立語に近い言語

2中国語

膠着語

1韓国語、3トルコ語、4日本語、5フィンランド語

よって、2が正解です。

世界の言語と日本語 改訂版―言語類型論から見た日本語

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日本語教育能力検定試験の解説
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